- プロジェクト・マイン 改メ 座◎葉隠 -

≪大江戸エンターテインメント・シリーズ 第三弾≫ 

浜の真砂は…

 ~山直版 白浪五人男~ 

作・演出/山田 直樹

 

時は八代将軍吉宗の治世。

 

東海道を起点におよそ九ヶ国を荒らし回った日本左衛門、弁天小僧菊之助、南郷力丸、赤星十三郎、忠信利平の

五人組。人呼んで“白波五人男”。

対するは大岡越前守率いる江戸町奉行所。

 

歌舞伎の演目を題材に送る、

≪大江戸エンターテインメント・シリーズ第3弾!≫

 

これ以上の種明かしは、ご来場頂いてからのお楽しみ♪


歴史的 うんちく レポート♪

『歴史に詳しければもっと楽しめるんでしょうね。』前回のアンケートに、こんな言葉がありました。

今回は特に歴史用語、事件等が多く登場する為、事前レポートを行いました。さぁさ、皆で予習しましょう!!

白浪五人男(しらなみごにんおとこ)

超有名な歌舞伎作家河竹黙阿弥(かわたけもくあみ) という方が昔いらっしゃった訳ですが、その方の作で 『青砥稿花紅彩画(あおとのぞうしはなのにしきえ)』という 演目がありまして、この五人はその登場人物。 プロレス興行とか隠し芸大会とかで、白い着流しに傘を持って並んでいる五人組、見た事ありません?

何かのついでで何処かで目にしてはいる光景だとは思うんですよね、特に「知らざぁ言ってぇ、ぁ聞かせやしょう~」 と片袖を脱いで正体を明かす弁天小僧菊之介の名場面は、NHKなんかでも見た事があるのでは ないでしょうか?

五人の内三人までは実在のモデルがいるらしく、例に上げると日本駄右衛門(にっぽんだえもん)、忠信利平、 南宮行力丸。

それに架空のキャラクターを二人足して、白浪五人男を作ったと言う事らしいです。

ちなみに"白浪"とは盗賊の事だそうですが・・・どんな由縁なんでしょうか?

七里飛脚(しちりびきゃく)

御七里(おしちり)ともいうそうです。

当時は当然トラックとか新幹線とかは無いですから、時代劇でもお馴染みの姿、あの、最近では佐川急便のトラックに張り付いていますがあのいでたちですね。

尾張、紀伊、水戸の各徳川家と江戸藩邸との連絡文書を運ぶ為に、七里ごとに役所を設けてその間を走らせたのでそう呼ぶそうです。腰には、赤い房の付いた十手を持って走ったと言います。

高い身分ではありませんが重要な役目なので、通行を妨げる者は三名まで切捨御免 (きりすてごめん)の特権を持っていたそうです。

・・・・・飛脚の立ち回りってのも、あんまり想像付きませんが・・・・・(^^;)

定免法(じょうめんほう)

固定金利・・・みたいに考えて頂ければ良いでしょうか?

米の豊作、凶作に関わらず、一定量を年貢(ねんぐ)として納める事 を決めた法律。

これによって幕府の収入は安定して、役人の不正防止にも なったが、農民には重い負担となった。

毎年豊作なら苦労は無いんでしょうけれど・・・

・・・これも、今の不景気時代には共感出来る切なさがあります。 

御落胤(ごらくいん)

「娯楽院」じゃありません(笑)。「御落胤」です。

岩波国語辞典第三版、1143ページより抜粋した内容によりますと、“身分・地位のある男が正妻でない女にひそかに生ませた子。おとしだね。”とありました。

要は、『隠し子』の事です。

の事で、名乗り出て父親に認知されれば、相応の身分や財産が与えられたそうです。

今の時代も、有名人・著名人相手に似たような事が繰り返されてますが・・・(苦笑)

"天一坊事件"(てんいちぼうじけん)

「=大岡越前」と結び付けられる人はかなりの通!

要は、時の将軍吉宗に、上記の「御落胤」が現れたという事件である。

名乗り出た男の名が天一坊だったので、この名が付いた。(短絡的?)

流石に将軍にとってはスキャンダルですし、財産分与は損になるもんですからそう簡単に「はい、どうぞ」とは行かない訳ですよね、でも名乗り出る方は何とか恩恵に預かりたいから色々な証拠品を持ってやって来る訳ですよ。

かなり確証のある品々ではあったものの、我らが大岡越前は、天一坊の身元を調べ上げ、結局は彼が偽者であるという証拠を掴み、獄門刑にしたそうです。

これは有名な『大岡政談』のエピソードですが、これは源氏坊天一改行(げんじぼうてんいちかいぎょう)という若者が享保十六年に将軍の御落胤を騙った罪で獄門刑になった実話が脚色されたものだと言われています。

享保の改革(きょうほのかいかく)

この辺りは皆さん、昔ならった歴史の授業を思い出されるのでは無いでしょうか?

八代将軍吉宗が、幕府の財政難を救う為に元禄(げんろく)時代からの 贅沢を戒めた政治改革。

自ら木綿の着物を着、粗食を取るという、いつか何処かの首相がスーツの袖を半分にしていた様な「省エネ手本」を見せ、質素倹約を奨励したものでした。

無駄に華美なものを削るだけ削って産業に力を入れる、堅実な改革でした。

吉宗が今この世に健在だったら、この平成の世をどう改革したでしょうか・・・? 



『浜の真砂は…』メインテーマ

【 過去の夢 未来の姿 】

作詞/作曲/演奏:上北沢トオル

歌:川島 にじこ

 

冷たく揺れる炎 身体に

奪われし 過去求め燃え上がる

心に刻まれた この傷に誓い立て

仰ぐ空に向け 剣を翳し

荒野を目指し 今

 

風走り 旅立ちの時を告げ

立ち上がる 戦う運命(さだめ)のままに

導け光よ この身を熱く照らせよ

抑え切れぬ 高鳴る鼓動響き渡り

 

誓い胸に抱き 走り出す約束の場所へ

堅く閉ざされた 扉解き放ち

 

影を切り 闇を裂き

舞い踊る 陽炎に溶けて

時を超え見るだろう

過去(きのう)の夢 未来(あした)の姿

 

誓い胸に抱き 走り出す約束の場所へ

堅く閉ざされた 扉解き放ち

挿入歌

【 泥棒戦隊シラナミファイブの歌 】

作詞:山田 直樹  作曲/演奏:上北沢トオル

歌:山田 直樹&川島 にじこ

 

青い月光 頭巾に受けて

狙いは一つ 金蔵(かねぐら)よ

 

大名豪商 悪どい銭を

ちょいと頂き (ゲッチュー!)

庶民にどうぞ (ごっつぁんです)

みんなHAPPY いい笑顔

(御用!御用御用!)

 

五つの力を 一つに合わせりゃ

破れぬ蔵など ありゃしねぇ

泥棒戦隊 シラナミファイブ!



 

<<CAST>>

日本左衛門……川田 真路

 百数十人の配下を率いる盗賊団の首領。(「浜島庄兵衛」が本名)

 

弁天小僧菊之助……飯干 隆子(東映TVプロ事業部)

 日本左衛門四天王の一。女と見紛うばかりの美少年。

 

忠信利平……飯塚 博文(座◎葉隠 新人)

 日本左衛門四天王の一。日本左衛門の副官的存在。薙刀の達人。

 

南郷力丸……千田 義正(東映TVプロ事業部)

 日本左衛門四天王の一。拳法を使う怪力無双の巨人。

 

赤星十三郎……宮地 靖彦

 日本左衛門四天王の一。人を斬る事に無上の快感を覚える居合の達人。

 

曲淵勝次郎……大河平 勇樹((株)ヴォーカル)

 甲府勤番支配曲淵下野守景福の息子。後の名奉行曲淵甲斐守。

 

千 寿……和田 真貴子(座◎葉隠 新人)

 お縫の方に仕える腰元。

 

万 寿……菊池 陽子

 お縫の方に仕える腰元。

 

"狼"の悪次郎……伊地知 康夫

 日本左衛門の配下。

 

"猿"のお三(ましらのおみつ)……清水 真子

 日本左衛門の配下。

 

かっ飛びの八五郎……森田 裕美(座◎葉隠 新人)

 越前配下の岡っ引き。

 

"箕輪"の万八……菊池 創

 町奉行所の岡っ引き。

 

伊吉……大石 友之(座◎葉隠 新人)

 万八の手下の下っ引き。

 

 

お縫の方……川島 にじこ

 八代将軍吉宗の側室。浜島庄兵衛の元許婚。

 

轡左十郎……熊谷 季彦

 公儀御庭番根来衆の行動隊長。

 

黒羅漢龍玄……中込 昇

 賭場を開いている寺の住職。

 

 

徳川吉宗……吉江 常雄

 『暴れん坊将軍』として名高い、徳川八代将軍。

 

不破甚内……山田 直樹

 公儀御庭番根来衆の組頭。

 

 

大岡越前守忠相……薬師寺 順(友情出演)

 八代将軍吉宗の片腕と言われた名奉行。

 

 

捕方/根来忍者……藤間 誉士夫

 二役担当。華麗な殺陣に注目!

 

捕方/根来忍者……加藤 真理子

 二役担当。突っ走ります。

 

町の女房……黒川 洋子

 いつも陽気な時代の象徴。

<<STAFF>>

舞台監督/瀬戸 宏志

照明/佐々木 睦雄

音楽・音響/上北沢 トオル

殺陣監修/柴崎 滋(宮川六真会)

特効指導/國米 修市

宣伝美術/山本 正宣

制作/スカイワーズ・プロモーション

 

<<DATE>>

2000年12月

1日(金) 19:00

2日(土) 14:00/19:00

3日(日) 14:00/19:00

4日(月) 18:00

 

場 所 : 武 蔵 野 芸 能 劇 場